中村 明日美子

定価: ¥ 1,000
販売価格: ¥ 1,000
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発売日: 2008-04-24
発売元: 太田出版
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2週間のアバンチュール (Fx COMICS)はお薦めの一冊です。
この世界を極めたいと思うなら是非、一読をお薦めします。
読むほどにこの世界に対する新しい理解が得られること請け合いです。まぁ、私がお薦めする理由もそこにあるのですけど・・・
難しく考えることなく気軽に読めて、それでいて読後のあなたの役に立つこと請け合いです。
レビューを拝見しても総じて評価の高い一冊のようです。あなたの理解を深めるためにも是非とも一読をお薦めするものです。
愛らしく奥深く残酷な生き物、それが少女
「2週間のアバンチュール」だけなら☆5です。
表題作は林間学校を舞台にした短編。妖艶な切れ長の目と不思議な雰囲気をもつ子供らしくない少女・アンジュが、我侭なローズに辟易し企てた悪戯とは……
少女という生き物の無邪気な残酷さ、狡猾な悪意を巧く表現している。描写もエロティック。小悪魔的なアンジュは耳で切り揃えた黒髪おかっぱと冷ややかな切れ長の目という、一般に「子供らしい可愛さ」と誉めそやされる基準とは対極にあるのだが、ふしぎな魅力がある。
個人的に「修道院」の方が好き。マリー・ルーの可愛さは異常。マリー・ルーとアンジュの間に芽生える依存にも似た友情、アンジュに心酔するマリー・ルーに対するアンジュの冷ややかな観察の目の対比、二人の温度差がとてもいい。
アンジュはマリー・ルーに対し生理的探究心からとある実験をするのだが、その描写がねっとりエロく、責められる側の表情がとても甘く扇情的で、百合好きな男性の鑑賞にも堪えうるほど。中村明日美子がBL一本の人だと思ってる男性にも声を大にして薦めたい。
「彼の左目」は途中までよかったが、ラストのとってつけた感が少々不満。
エピローグは蛇足。
「なんであの流れでこういう決着になるの?」と展開の整合性に疑問符。
奥さんの扱い方もあれはあんまりだなあともやもやが残る。
中村明日美子の幅の広さに触れたい方はぜひご一読を。
これぞまさに『毒』
『二週間のアバンチュール』は端的に言ってしまうと、幼女が幼女を蹂躙する物語です。
とにかく毒々しかった。
幼い少女の残酷性が、生々しく美しく、中村明日美子先生独特のタッチで繊細に描かれていて、痛々しくてたまらないのに目が離せない。
そんな魅力にあふれた作品です。
『ばら色の頬のころ』の番外編『彼の左目』は、学生時代に悲恋に終わったジェリーとユージーンが大人になって再会するという話です。
正直『ばら色の頬のころ』でのユージーンの印象はあまり良くなかったというか、「なんかスッキリしない子だなあ」と不十分に思う気持ちがあったのですが、これを読んでその時のモヤモヤが解消されました。
悲しみの中にいても、甘いふたりを見せてくれて良かったです。
ただ結末は不満です。無理にああすることもなかったのではないかな、と感じました。
『萌え』よりも『毒のある耽美』を追求する方にぴったりの本です。
